小どんぶりや半人前の麺類によさそうな赤絵の碗です。 サイズは概ね以下の通り。 直径：14.0cm 高さ：7.4cm 赤絵の筆運びと白化粧の色合いから(かなりベージュ寄り)沖縄時代の最後あたりの作だと推測されます。高台から立ち上がるキリッとラインも、この頃から見られるようになりました。 内側の控えめな絵付けに対して、外側には色絵が所狭しというほどに施されています。2種類の筆幅で変化をつけた赤絵に、他の色も加わってにぎやかな意匠を、高台近くにひかれた呉須の細線か引き締めています。 未使用ですが、25年以上自宅保存されていたことをご理解ください(出品に際して一度水洗いしています) また、最後の写真にあるように内側に一箇所、1mm前後の粒上の盛り上がりがあります。きちんと透明釉で覆われているので使用上問題はないですが、この点から少しだけお安めにしています。